top of page
庭師は何を口遊む -エピローグ-
あなた達は、明日へと歩き出さなければならない。
如何しようもない今を生きてゆくために。
それでも、今だけは──
鯵KP:◆
鯵KP:
鯵KP:
鯵KP:--------------------
鯵KP:◆──警視庁特殊犯罪捜査零課。通称ゼロ。
鯵KP:◆チーフ、白上 善哉。
鯵KP:◆冴島 友尊。
鯵KP:◆藤代 武蔵。
鯵KP:◆星田 恭次郎。
鯵KP:投票を開始しました:前を向き、歩き出せるか?
白上 善哉:賛成。(1/4)
冴島 友尊:賛成。(2/4)
藤代 武蔵:賛成。(3/4)
星田 恭次郎:賛成。(4/4)
投票結果 賛成:4、反対:0
鯵KP:◆あなた達は、明日へと歩き出さなければならない。
鯵KP:◆如何しようもない今を生きてゆくために。
鯵KP:◆それでも、今だけは──
鯵KP:
鯵KP: この世界が存在しているから人間が存在しているのではなく、
鯵KP: また人間が存在しているから世界が存在しているのではない。
鯵KP: 両者に前後関係はなく、そこにあるのは──
鯵KP:
鯵KP:------------------------------
鯵KP:◆ではね。
鯵KP:◆あれから、数ヶ月が過ぎた。
鯵KP:◆『庭師』と呼ばれる事件に、表向きはひとまずの決着がつき、あなた達は謹慎中となる。
鯵KP:◆これはそんな終わりの、少し前のお話。
鯵KP:------------------------------
鯵KP:
鯵KP:◆では、星田君。
星田 恭次郎:はい
鯵KP:◆吐く息の白さもいくばくか薄くなった頃。あなたは自宅付近の通りを歩いている。
鯵KP:◆そんなあなたの視界に飛び込んできた、とある店。
鯵KP:◆ずっとそこにあったはずだ。それなのに今まで気にも留めなかったのは、きっとそういうことなのだろう。
鯵KP:◆……店先を彩る、たくさんの花。
鯵KP:◆決して大きくはないが、丁寧に世話をされた花が咲き乱れる、街の花屋。
鯵KP:◆どうしますか?▼
星田 恭次郎:「…」ちょっと眺めて入ってく
鯵KP:◆あなたが戸を開くと、カランコロンと軽やかな鈴の音が店内に響く。
■■■:「いらっしゃいませ」と、店員の女性があなたに近付いてくる。
星田 恭次郎:ぺこっと軽く頭下げて花を見てくよ
■■■:「何かお探しですか?」
星田 恭次郎:「いえ、特には…ただ少し見たくて」
星田 恭次郎:「綺麗ですね、花」
■■■:「ふふ、この時期のお花はかわいらしいものが多いですもんね。ビオラとか、デイジーとか……」
鯵KP:◆そう言いながら、店員は小さな花々の手入れをしている。あなたもいつかは、そうして世話をしていたかもしれない。
星田 恭次郎:「…店員さんはどんな花が好きですか?」
■■■:「私ですか? そうですねえ」
鯵KP:◆店員は、いくつかの植木鉢を指差してみせる。
■■■:「私はこの辺りのお花も好きですねえ、育てるのがちょっと難しいんですが」
■■■:「あまりたくましい花ではないんです。丁寧に丁寧に面倒を見ないと枯れてしまうのに、可愛がりすぎてもお花を咲かせないの」
■■■:「私はちょっと大事に大事にしすぎてしまうみたいで。何度も失敗しましたけど、それでも花が咲いた時はとても嬉しくて」
鯵KP:◆生き生きとした表情で、花を見つめている。
星田 恭次郎:「お好きなんですね、本当に」ニコッと笑った
鯵KP:◆おしゃべりをしすぎたことにハッとした後、彼女も楽しそうに笑っている……
■■■:「そうだ、良かったらあなたも何か育ててみませんか? 今から育てれば春頃に咲く種や苗が入ってて」
星田 恭次郎:「あ、俺は……」少し考えて
星田 恭次郎:「……そうですね、せっかくだし始めてみようかな」
星田 恭次郎:「店員さんのおすすめのやつ、それ?」さっき好きだと言ってた花を見つつ
■■■:「わっ、それならこの辺りはどうでしょうか、紫やピンクがメジャーですけどこれはとっても綺麗な黄色で~」
鯵KP:◆そう言って、色が好きだという黄色いヒヤシンスの苗と、育てやすいというペチュニアの種を差し出す。
■■■:「ちょうどあなたのそのネクタイみたいな……黄色、いいですよね」
星田 恭次郎:「さすが店員さん、目の付け所が違うね」笑った
鯵KP:ふふ 買っていくかい?
星田 恭次郎:「じゃあ黄色のそれ、買ってこうかな」
■■■:「ありがとうございます、育て方で困ったらお店側も相談に乗れますからね」
星田 恭次郎:「ありがとう」
星田 恭次郎:お会計済ませて店を出るときに店員さんに「また来るよ」ってにこしするね
鯵KP:◆あなたの手に、ヒヤシンスの球根が渡される。暖かさもなければ脈動もないが、どこか懐かしい生命の重み。
鯵KP:◆にこやかに手を振る店員に背を向け、あなたは歩き出す。まだ風は冷たい。
鯵KP:◆謹慎期間も空ければ、あなたはまたあの課に戻るのだろう。
鯵KP:◆あなたの過ごすあの場所が、暖かいものでありますよう。
鯵KP:◆花を育てながら過ごす日々に、小さな幸せが訪れますよう。
鯵KP:◆植物について詳しいあなたなら、きっとあの言葉が胸をよぎったのだ。
鯵KP:◆──黄色いヒヤシンスの花言葉は、『あなたとなら幸せ』。
鯵KP:
鯵KP:------------------------------
鯵KP:◆さて。
鯵KP:◆冴島君。あなたにはこの謹慎期間中に終わらせておきたいことがある。
鯵KP:◆空は鈍く濁っている。冬も終わりが近付いているというのに、まだ雪でも降るのだろうか。
鯵KP:◆ざく、ざくと砂利を踏み締め、あなたはそこに立つ。
鯵KP:◆整然と片付けられた小さな墓標が、目の前にはある。
冴島 友尊:「………玲子」
鯵KP:◆あなたのその声が、誰もいない墓地に響く。
冴島 友尊:「本当に遅くなってごめんな、待たせてごめん」お線香あげたり綺麗にしたりしながら
冴島 友尊:ぽつりぽつりと、独り言のように言う。
鯵KP:◆線香の煙がゆったりと、天に吸い込まれてゆく。
鯵KP:◆雪はまだ降らない。ただその灰色が、重苦しかった。
冴島 友尊:「玲子の写真、探したんだ。あんな暗い顔をしたお前じゃなくて、一枚でも、笑顔で楽しそうなお前の顔が見たかった」
鯵KP:◆あなたの手元に残った写真は、捜査資料としてのあの一枚のみだ。
鯵KP:◆今ならはっきりと分かる。あなたと同じ目の色を、あなたと同じ髪質をしている。
冴島 友尊:「……なかった。なかったんだ一枚も……一枚も」
冴島 友尊:「俺ね、刑事になったんだよ。お前のこと探してるうちにさ」
冴島 友尊:「零課に配属が決まった時、本当に嬉しかった。きっとお前に近付けるって……なんてったってこの俺が全力で探してて見つからなかったんだから」
冴島 友尊:「……遅かった、なあ」
鯵KP:◆あなたがようやく彼女を見つけた時。彼女はもうあなたの知る人ではなかったかもしれないけれど。
鯵KP:◆それまでいいこでまってるんだぞ。やくそくだ、と。
鯵KP:◆だからなかないで。おにいちゃんもがんばるからな、と。あなたがそう言ったから。
鯵KP:◆写真の彼女は、きっと涙を流さなかったのだ。
冴島 友尊:「俺は天才なんかじゃないって分かってたけど、それでも俺はお前のために天才でありたかった」
冴島 友尊:「……玲子」
冴島 友尊:「お前のために俺は刑事になったよ。そして今は、お前のため以外にも、天才でありたいと思う理由ができた」
冴島 友尊:「これが俺の責任だ。見ててくれ、玲子」
冴島 友尊:「私が、『ゼロの天才』だ」
冴島 友尊:二十余年、堪えてきた。流石に少し泣きそうだ。でも。
冴島 友尊:彼女のためにも、前を向くと決めたので。
鯵KP:◆一度は「相模原 涼」として納められた骨。
鯵KP:◆でもこれからは、「南 玲子」として。あなたの愛した妹として、ここで休むことになるのだ。
鯵KP:◆追いかけ続けた彼女の背中。
鯵KP:◆立ち上がり、あなたは前を見据えて歩き出す。彼女に背中を押されるように。
鯵KP:◆ぽたり、と。あなたの頬に雫が落ちる。
鯵KP:◆……みぞれだ。灰の空からぽつりぽつりと落ちてくる。
鯵KP:◆冬も、もう終わる。
鯵KP:
鯵KP:------------------------------
鯵KP:◆……それから数日が過ぎ。
鯵KP:◆嫌に耳に残るクラクションを響かせ、相模原を乗せた車が走り出した。
鯵KP:◆あなた達はどんな顔で、どんな思いで、それを送り出しただろうか。
鯵KP:◆……そうして、あなた達は火葬場で、しばしの時間を過ごすことになる。
星田 恭次郎:火葬場の外で一服してえ
鯵KP:いいね
藤代 武蔵:一服したい!
白上 善哉:一本くれ
藤代 武蔵:待って みんな喪服きてよ
星田 恭次郎:「ふ〜〜」
星田 恭次郎:まってむさぴにかぶった
白上 善哉:「今日は晴れてよかったな」
星田 恭次郎:「ですね」ぷか〜〜〜〜〜〜〜
藤代 武蔵:「そうですね」タバコ吸い〜
星田 恭次郎:mって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11
星田 恭次郎:しんだ
藤代 武蔵:・・・・・・・・・・・・・・・・
星田 恭次郎:「結局禁煙続きませんでしたよ」って笑いながらふかしてるね
冴島 友尊:「………誰か一本ください」
白上 善哉:「すまん、俺もこれ星田からもらったんだ」
星田 恭次郎:「クソまずいわかばでよければ」
冴島 友尊:「あんたまだわかばとか吸ってたんですかあ?藤代君アメスピでしょ」くれくれの手
星田 恭次郎:「い〜んだよ俺は若いから」
藤代 武蔵:「どうぞ」あげた
冴島 友尊:「ありがとう」
白上 善哉:「はぁ~~~、久しぶりに吸ったが不味いな」
星田 恭次郎:「わかる」
鯵KP:◆扉を出てすぐ、芽吹き始めた芝を眺めながら、あなた達はゆるゆると煙を吐き出す。
藤代 武蔵:「なんで吸い続けてるんです?」まずいのに
鯵KP:◆穏やかな春の青空に、煙が立ち上っていく。気の抜けるほどに透き通った晴天だった。
星田 恭次郎:「なんでだろうな、俺もわからん」
星田 恭次郎:「はーーーーー、明日から禁煙しよ」
藤代 武蔵:「応援してます」禁煙
白上 善哉:「それ聞くの何回目だろうな?」
冴島 友尊:「前はちょっと面白くってカウントしてたんですけどね」やめました
星田 恭次郎:「初めて聞いたぞ」
冴島 友尊:「初めて言いました」
白上 善哉:それきいてはははって笑ってる
星田 恭次郎:「まぁ今回ばかりはしゃーないだろ、な」みんなを見る
藤代 武蔵:「色々ありましたからね」すう〜はあ〜
鯵KP:◆息を吐く。
鯵KP:◆こつんと、灰を落とす。
鯵KP:◆……静かだ。風も吹いていない。ただゆらゆらと、火葬場の煙突から煙がのぼってゆくのを眺めている。
冴島 友尊:「……………まっずいなあ……」煙をぼんやりながめながらごちる
藤代 武蔵:「先に中行ってます」タバコを灰皿にぐしゃ した
藤代 武蔵:じゃあの。
白上 善哉:じゃあの
星田 恭次郎:「ん。俺はあと一服したら行くわ」
藤代 武蔵:軽くぺこした
白上 善哉:「お~わかった」みたいな目線でみてる 特に発言はしない
冴島 友尊:「私も先に」自分の煙草終わったら行く感じで
星田 恭次郎:「は〜、すみません善哉さん。クソまずいタバコしかなくて」輪っか作ったりしてる
白上 善哉:「あぁ、いや、吸えればよかったからな……たしかにこれはクソまずいが……」
星田 恭次郎:笑って返事した
白上 善哉:「……あ~、と」言おうかどうしようか悩んでる風な気まずさ
星田 恭次郎:「ん?なんすか」
白上 善哉:「あのとき……おまえ、「俺のせいで相模原が死んだ」って言ってたよな……」
白上 善哉:「その時のこと、詳しく聞かせてくれないか……恥ずかしいことに、記憶がまだあいまいなんだ……それに……」
星田 恭次郎:「え?あぁ…」
星田 恭次郎:続きを待ってる
白上 善哉:「ずっと探してたんだ……、涼の、相模原の、死んだ理由を」
星田 恭次郎:「…俺と相模原で犯人を追ってる時…」
白上 善哉:聴いてる
星田 恭次郎:「ううん、詳しく…といっても真実はあの時話した通りですけどね」
星田 恭次郎:「犯人が取り出したナイフに気づかなかった俺を相模原が庇ってくれて…」
白上 善哉:「……」
星田 恭次郎:「ああ、そのあとあなたが来て…何か叫んでました」
星田 恭次郎:「犯人に向かって…」落ちたタバコの灰を見つめながらしゃべってる
白上 善哉:「そうか……」
星田 恭次郎:「チーフ、俺はこのままこのチームに」
星田 恭次郎:「ゼロにいても大丈夫なんでしょうか」
白上 善哉:「……俺の記憶だとな、相模原とお前を追って走ってたんだが、悲鳴が聞こえたんだ」
星田 恭次郎:「悲鳴?誰の…」
白上 善哉:「お前と相模原のだ」
白上 善哉:「俺は足が遅いからな……たどり着いたときには涼は、あの植物が体から芽吹いて生い茂りはじめていた」
白上 善哉:「それをみて俺は、涼の額めがけて銃を撃った。」
星田 恭次郎:「そう、ですか……」
星田 恭次郎:ほいだは植物がうにゃってきたまでしか思い出してなかった
白上 善哉:「涼が倒れ、横たわって、腹から血がでていた……おそらくその腹の傷はナイフによるものだった、ということだな……」
星田 恭次郎:「……」黙ってる
白上 善哉:「さっきチームにいていいかと言っていたな」
白上 善哉:「「ゼロ」に……」
白上 善哉:「俺はな、実は「ゼロ」と呼ばれるのが嫌いだったんだ」
白上 善哉:「確かに的場さんのことは尊敬していたが、俺は結構……独占欲が強くてな」
白上 善哉:「俺にとっての「ゼロ」は的場チーフが率いていたチームであって俺のチームじゃない……」
白上 善哉:「「ゼロ」と呼ばれるたびにまるで俺のチームじゃないような気がしてたんだ……」
星田 恭次郎:「へぇ、意外ですね。善哉さんにそんなとこがあるなんて」ちょっと笑った
白上 善哉:「こんなこと、普通だれにも言えないだろ……醜すぎる」
白上 善哉:「……でもな、ずっと4人で捜査してきて、真実が明るみに出て、思ったんだ」
白上 善哉:「俺と、星田、冴島に藤代……この四人を「ゼロ」と呼んでくれる人間がいて……4人じゃなきゃ、いまここにこうやって……」
白上 善哉:「いることが……できなかっただろうなって……」
白上 善哉:「だから今は好きだ。「ゼロ」が」
白上 善哉:「そこから星田が抜けるなんて、俺には考えられないな……」
白上 善哉:たばこは早々に消して左手の指輪をいじいじしながらしゃべってました
星田 恭次郎:「…善哉さん」
白上 善哉:「うん?」
星田 恭次郎:「さっきの質問の答え、やっぱり今はいりません」
星田 恭次郎:「ただ謝らせてください。相模原のこと、神童さんのこと、全部」
星田 恭次郎:「本当にすみませんでした」
星田 恭次郎:むっちゃ頭げてる
白上 善哉:「……」
白上 善哉:「星田、……」
白上 善哉:「いままでも、これからも、俺はお前を、……お前たちを、信頼している」
白上 善哉:「俺は不甲斐ない人間だ、お前たちがいないと一人で立ってられやしない」
星田 恭次郎:「…」頭下げたまま地面を見つめて黙って聞いている
白上 善哉:「どうかこれからも……俺を支えてくれると嬉しい……」
白上 善哉:星田の肩に手を当てて体を起こすように促して……
白上 善哉:手を差し出します 良ければ握手してください。
星田 恭次郎:ゆっくり頭あげたあと「……はい」と返事をしてチーフの手を軽く握った
白上 善哉:ちょっと力込めて握り返して嬉しそうにニコってした
白上 善哉:「よしじゃあ~そろそろ冷えてきたし中に入るか」
白上 善哉:「さっきそこに自販機あったよな?おしるこ飲みたくないか?」
星田 恭次郎:「そうですね」ちと泣きそうだったけどズビッと鼻水すすって我慢した
星田 恭次郎:「おしるこいいですね、俺も飲みたいです」
白上 善哉:おしるこをおごった
星田 恭次郎:死んでいった仲間のためにも、ここにいるべき存在になろう、存在であろうと強く思ったほいだであった
鯵KP:◆おしるこの缶を傾けながら、あなた達は冴島と藤代の元へと戻る。
鯵KP:◆そこがきっと、戻る場所だから。
一方そのころ冴島と藤代は…
鯵KP:◆冴島と藤代で、先に室内に戻る。まだ呼ばれるまでには時間がかかりそうだ。
藤代 武蔵:自販で茶でも買うかな ガコン
冴島 友尊:とりあえず座ってぼーっとしてるかなあ
藤代 武蔵:「冴島さんは何か飲みますか」
鯵KP:◆どこか哀しみを誘うかのような音楽が流れている……
冴島 友尊:「ん、ああじゃあコーヒーを」
藤代 武蔵:コーヒーをポチった
藤代 武蔵:そして隣まできて渡した
冴島 友尊:「ありがとう」
藤代 武蔵:「いえ」
藤代 武蔵:ゆたかの隣に立ったまま 外をぼんやり眺めてるかな
鯵KP:◆視線の先に、白上と星田が何かぽつぽつと話すのが見える…
藤代 武蔵:「……冴島さんは」
藤代 武蔵:「どこまで思い出したんです、3年前のこと」
藤代 武蔵:二人のことは視界には入ってるが頭には入ってなさそう
冴島 友尊:「どこまで、か」ふむ
冴島 友尊:「明確に全てを思い出したとまでは言えませんが。推測も含めれば、全容は掴んでいると思いますよ」
藤代 武蔵:「……そうですか」
藤代 武蔵:「妙な質問をしてすみません、ありがとうございます」
藤代 武蔵:武蔵はもう聞きたいことはないよ〜!ちふとほいだを待ちます
冴島 友尊:「…………」ふむ、ちょっと考えてる
冴島 友尊:「藤代君、君とももう四年の付き合いになりますね」
藤代 武蔵:「?そうですね」
冴島 友尊:「それを踏まえて、敢えて言わせてもらいますが。君、玲子の墓の場所知らないでしょう」
冴島 友尊:「聞かなくていいんですか?」
藤代 武蔵:「!な、」
藤代 武蔵:「………………………………」クソなが沈黙
冴島 友尊:「君は分かりやすくていいですねえ」ちょっと普段より緩い笑顔
藤代 武蔵:「…………」恥ずい
藤代 武蔵:「…………自分で調べようとは思ってましたが……」
冴島 友尊:「一人で行きたいですか?」
藤代 武蔵:「そのつもりでしたんで……」一人で行きたいです・・・・・・
冴島 友尊:「分かりました」
藤代 武蔵:「……」教えてくれるのか?の目をしています
冴島 友尊:玲子の墓の場所、メモに書いて畳んで渡します
藤代 武蔵:ぎゃー
藤代 武蔵:「……………………」もらう
藤代 武蔵:「……ありがとう、ございます」力入りすぎて紙くしゃっになった
冴島 友尊:「花、供えてあげてくださいね」
藤代 武蔵:「……」深々お辞儀
冴島 友尊:「ま、もう少し隠し事も上手くなるといいですねえ君は!」ちょっと茶化た感じで言って、またコーヒーを飲み始めます
藤代 武蔵:変な汗いっぱいかいたんで茶を飲みまくる
鯵KP:◆白上と星田が室内へ戻ってすぐに、あなた達は館内の放送を聞く。火葬が終わったのだ。
鯵KP:◆まだ熱気の籠るそこへ足を運べば、相模原 涼はとても小さく、白い姿で、そこにいた。
鯵KP:◆あなた達はその欠片を一つずつ、静かに、壺の中へ並べてゆく。
鯵KP:◆あのような形になってしまったからだろうか。その欠片にはほのかに、色とりどりの花の色が刻まれていた。
鯵KP:◆……白上が、そっとその蓋を閉じる。かつりと陶器のこすれ合う音が、生暖かいそこに響く。
鯵KP:◆骨壺を、相模原 涼を、そっと胸に抱く。
鯵KP:◆──『庭師』はこれをもって、確かに終わったのだ。
鯵KP:
鯵KP:◆……全てが終わり、あなた達は屋外へと出る。
鯵KP:◆まだ日も長くはない季節、太陽は緩やかに傾きあなた達を暖かく包んでいる。
鯵KP:◆季節がまた巡る。
鯵KP:◆──四人での春が、また始まる。
鯵KP:
鯵KP:------------------------------
鯵KP:◆最後に藤代君。
鯵KP:◆あなたは冴島君に渡されたメモを元に、とある墓地へとやってきた。
鯵KP:◆メモに書かれた通りの場所にぽつんと立つ墓標。線香はとっくに灰になってしまっているものの、墓は綺麗に手入れがなされている。
藤代 武蔵:お花添えて ちょとお掃除して
藤代 武蔵:線香炊こうかな
鯵KP:◆線香をあげると、どこか落ち着く香りと共に煙が空へのぼってゆく。
藤代 武蔵:手を合わせる
藤代 武蔵:「……黙って来ようと思っていたんですが」
藤代 武蔵:「あっさりバレました。流石、ゼロの天才ですね。貴女のお兄さんは」
鯵KP:◆正面の大理石に反射して、自分の声が自分の声ではないように耳に届く。
藤代 武蔵:「……貴女を撃った理由を、僕は正確に思い出せていません」
藤代 武蔵:「貴女のお兄さんに、やめろと、撃たないでくれと言われながら」
藤代 武蔵:「貴女を撃ち続けた理由がわかりません」
藤代 武蔵:ちょっと沈黙する
藤代 武蔵:「……ですが、考えることはできます。自分のことなので」
藤代 武蔵:「白上チーフがこれ以上人間で無くなる前に……とおっしゃっていました。僕もそうかもしれません」
鯵KP:◆一発。火薬が爆ぜる。チャンバーが回る。薬莢が床に落ち、甲高い音がこだまする。
鯵KP:◆二発。三発。四発。その音を、あなたは今なら思い出せる。考えることができる。
藤代 武蔵:「もしくはこれ以上の被害拡大を防ぐため、また……今いる者の命の優先」
藤代 武蔵:「…………貴女の命は既にありませんでした。冴島さんにはそう見えていなかったみたいですが」
鯵KP:◆近くでざり、と砂利を踏む音がする。あなたの他にも、この墓地に墓の手入れをしにきた人々がいるようだった。
藤代 武蔵:「……僕は」
藤代 武蔵:「刑事として、正しいことをしたと思っています」
藤代 武蔵:「…………」自分の右手を見つめる
藤代 武蔵:「3年前から」
藤代 武蔵:「僕は銃を持つことができません」
藤代 武蔵:「刑事として、正しいことをしたとは思ってます。ですが」
藤代 武蔵:「人として……僕は恐ろしいことをしたんですね」
藤代 武蔵:僕は僕は言いすぎた
藤代 武蔵:「銃を持てない理由ははっきりしてませんが、まあ、そういうことなんでしょう」右手を握りしめる
藤代 武蔵:「……貴女のお兄さんに、どう思われているかわかりません。僕は感が鈍いようなので……」
鯵KP:◆風は止んでいる。遠くの小鳥の囀りが、春を呼んでいる。
藤代 武蔵:「けれど、これからもあの人たちを守っていきたい。」
藤代 武蔵:「零課は僕の、大切な人たちだから」
藤代 武蔵:「貴女を撃った男が何をと思うかもしれませんが、そこは譲れません」
藤代 武蔵:「貴女のことも、背負って生きていきます」
藤代 武蔵:「……おやすみなさい。」
藤代 武蔵:深々と長いお辞儀を墓に向かってする
藤代 武蔵:そんで帰ります 多分
藤代 武蔵:もうここには来ません。
鯵KP:◆……あなたは、警視庁特殊犯罪捜査零課の刑事だ。
鯵KP:◆あなたの信じる正義を。
鯵KP:◆あなたが守りたかったものを。
鯵KP:◆その握り締めた右手で、零してしまわないように。
鯵KP:◆譲れない思いを、固い決意を胸に、あなたは墓に背を向ける。
鯵KP:◆その誓いを聞き届けたかのように、線香の煙が揺れた。
鯵KP:
鯵KP:
鯵KP:◆──警視庁特殊犯罪捜査零課。通称ゼロ。
鯵KP:◆チーフ、白上 善哉。
鯵KP:◆冴島 友尊。
鯵KP:◆藤代 武蔵。
鯵KP:◆星田 恭次郎。
鯵KP:◆あなた達は、明日へと歩き出す。
鯵KP:
鯵KP:--------------------
鯵KP:──的場 元は重度の死体愛好家である。
鯵KP:
鯵KP:彼は時折「美しい」と感じた死体の写真やデータを盗む等の行為をしていたが、『記憶を曇らせる』という呪文を唱えることで誰からもそれを気付かれることは無かった。
鯵KP:オカルト的な知識を持っていたのは『人花教』というカルト教団に所属していた為である。
鯵KP:人花教は『ヴルトゥーム』を強く信仰しており、花による救済、自然帰依を目的とする特殊な教団であった。
鯵KP:彼らは最初の儀式として、植物のクリーチャーである『地獄の植物』の種をその身に宿す。
鯵KP:種を宿した者を贄として送る際、その死体からは花が芽吹く。
鯵KP:的場はその死体見たさに、カルト教団に協力していただけであった。
鯵KP:主な協力内容は、死刑の決まった囚人たちの売買。贄の確保である。
鯵KP:
鯵KP:けれども同時に、彼は部下である白上 善哉、冴島 友尊、藤代 武蔵、星田 恭次郎、そして相模原 涼の『ゼロ』を大切に思っていた。
鯵KP:自分が内通者だとバレた際は呪文詠唱でその事実を封じればよいと考え、その動向に関しては半ば放置していた。
鯵KP:
鯵KP:また四年前、星田は趣味として植物研究サークルに所属しており、花の研究や種の売買を行っていた。
鯵KP:そのサークルの中で「南 玲子」という女性に出会い、何度か話をすることになる。
鯵KP:南 玲子は人花教の信者であり、熱心に植物について語る星田に興味を持つ。そして成り行きで『地獄の植物』の種を渡した。
鯵KP:星田は好奇心からその種を研究し、偶然にも品種改良までしてしまう。
鯵KP:改良された種は半透明の美しいものであった為、星田は花に興味のあった相模原と、種を渡した南 玲子にプレゼントすることになる。
鯵KP:
鯵KP:***
鯵KP:
鯵KP:そして三年前、ゼロの5名は的場をカルト教団の内通者として秘密裏に捜査し、現行犯逮捕のチャンスを掴む。
鯵KP:上司と慕っていた的場への想いも有った為、周りには協力を求めず特別捜査課だけでカルト教団本部である教会跡地地下へと向かうことになった。
鯵KP:先だって調査に出ていた相模原と星田は的場を発見するに至ったが、的場は誤って相模原を殺害してしまう。これは的場にとって計算外の出来事だった。
鯵KP:
鯵KP:後から追いついた白上はこれを見て激昂し、的場を射殺しようとするが、相模原の傷口からみるみる内に花々が咲き乱れる光景を目の当たりにする。
鯵KP:星田が研究の結果『地獄の植物』を品種改良した種は、鮮やかな色合いを持つ花と瑞々しい蔦を生み出し、相模原の死体を覆ったのだ。
鯵KP:それだけではなく、その植物は死体を支配し意志をもって動こうとまでする。この異様で美しい光景に的場は一瞬で虜になってしまった。
鯵KP:死ぬに死ねなくなってしまった相模原を、白上は情けとして殺害を決意し発砲。星田は彼女にプレゼントした種が原因だと悟り、その間必死に謝っていた。
鯵KP:
鯵KP:ほぼ同時刻、カルト教団に所属している妹を救おうと冴島と藤代が教会へと踏み込むも、彼女は既に教団の手によって生贄にされており、腹部を刺され絶命していた。
鯵KP:呆然とする冴島の目の前で、南 玲子は相模原の遺体と同様に植物をその体に這わせ、ぎこちなく動き始める。
鯵KP:冴島は妹がまだ生きていると信じ近付こうとするが、それを藤代が救おうと発砲。
鯵KP:「やめろ」と言う冴島の叫び声もあり照準を合わせることが出来なかったが、何とか藤代は南 玲子を殺害することが出来た。
鯵KP:だがその悍ましさと、冴島の家族を殺したという実感が徐々に自らの良心を蝕み、藤代は拳銃に対して酷い恐怖心を抱くようになった。
鯵KP:
鯵KP:ゼロに対して的場は『記憶を曇らせる』を唱え、「的場 元はカルト教団の内通者である」という記憶を封じ、その他の証拠に関しても隠蔽した。
鯵KP:そして、撃たれてもなお僅かながらに活動を続けていた相模原 涼の遺体を手中に収めることになる。
鯵KP:的場は教会の祭壇前までゼロ達を運び、その場を離れる。
鯵KP:
鯵KP:間もなくして一番最初に目を覚ました白上は、南 玲子の遺体を見上げ無意識に「相模原」と口に出してしまう。
鯵KP:──そして冴島、藤代、星田の三名も、それに同調した。
鯵KP:
鯵KP: 白上 善哉は恋人を殺したという事実から目を背けるため、仮想の犯人を作り上げる。
鯵KP: 冴島 友尊は妹が死んだという事実から逃れるため、死んだのは別の人間であると信じ込む。
鯵KP: 藤代 武蔵は冴島 友尊の妹を撃った事実を忘却するため、白上 善材に同調する。
鯵KP: 星田 恭次郎は自身が育てた種によって同僚を化物にしたという罪悪感から身を守るために──。
鯵KP:
鯵KP:そう記憶は書き換えられ、仮初の事実が完成した。
鯵KP:各々が各々、自らの罪悪から身を守る為に「謎の庭師に殺された相模原 涼」を作り上げたのだ。
鯵KP:結果、その前後の記憶が更に曖昧になり、今回の舞台はちぐはぐなまま作り上げられる。
鯵KP:
鯵KP:……『庭師』は存在しない。
鯵KP:もし居るとしたら──
鯵KP:それはあなた達、『ゼロ』の四人を指すのだろう。
鯵KP:
鯵KP:--------------------
鯵KP:
: 「これも捜査の一環だ……」
: 「はは、そりゃ随分信用されてねぇな」
: 「あんたのこと信じたいって思った俺がバカだった!」
鯵KP:あなたは非常に手際よく、俊敏性に優れている。
鯵KP:チーフの補佐等を任される事が多く、医療の心得もある。
鯵KP:***
鯵KP:あなたは非常に多趣味な人物であり、医学的なものから博物学的なものまである程度理解している。
鯵KP:三年前の事件より以前は植物を育て、仕事の傍らそうしたものの研究もしていた。
鯵KP:しかし事件後は花に対して強烈なまでの嫌悪感を抱くようになってしまっている。記憶が曖昧で何故かはわからない。
鯵KP:あなたはかつて、今はなき植物研究サークルに自身が育てた花や種を売っていた。そのサークルで殊更熱心に花について勉強をしていた女性が居たのを知っている。
鯵KP:名前は「南 玲子(みなみ れいこ)」。
鯵KP:花に興味を失ってしまったあなたは、その女性ともそれきり会わなくなってしまっている。あらぬ誤解をされたくないあなたはその女性については黙っていることにした。
鯵KP:あなたは白上 善哉の補佐をしつつも、どこか彼に抵抗感を抱いている。その立場故か劣等感故か、あなた自身にも解らない。
鯵KP:--------------------
: 「何があったかは知らんが、仕事に意見対立よしって言うしな。……後に残すなよ」
: ──HO4.星田 恭次郎/PL:まつぽ
鯵KP:
: 「…まだ決めつけるには判断材料が少ないです」
: 「僕のことも好きですよ。ね」
: 「そうでしょう。疲れた時の甘いものはいいですよ」
鯵KP:あなたはこの零課の中で最も屈強な体を持っている。
鯵KP:また、体術などに於いても非常に優れている。
鯵KP:***
鯵KP:あなたは拳銃を得意としていた。
鯵KP:しかし現在は、それを持つことが出来ない。持とうとすれば酷く手が震えてしまうからだ。これは誰にも言えない秘密である。
鯵KP:その明確な理由に関してもあなたは忘却してしまっている為、説明する事も出来ない。
鯵KP:また、あなたは大量の血を見る度に、酷く恐怖し正気を欠いてしまう。これは『訳のわからない恐怖心』によるものだ。
鯵KP:ただしあなたはその代わりとして、誰よりも努力し屈強な体を手に入れた。肉弾戦に於いて右に出るものは居ないのだ。
鯵KP:三年前のあの事件以来、あなたは仲間の誰も失いたくないと思っており、そうした正義感を持った人物である。
鯵KP:誰よりも班を想い、仲間を考え支えたいと願っている。
鯵KP:--------------------
: 「けれど、これからもあの人たちを守っていきたい」
: ──HO3.藤代 武蔵/PL:すいさ
鯵KP:
: 「まあ、天才ですのでえ」
: 「集中しててこんなことになります!!?」
: 「………お前のそういうとこ、嫌いだったよ。でも、それもこれで終わり」
鯵KP:あなたは天才的な手腕を持つメカニックだ。
鯵KP:こと機械に於いて、右に出るものは居ない。
鯵KP:***
鯵KP:あなたには幼少期に生き別れた歳の近い妹が居る。妹を探す為に、あなたは情報収集の技能を身につけていったのだ。
鯵KP:妹を探している中で、あなたはとあるカルト教団の噂を入手する。
鯵KP:そのカルト教団跡地は今既に取り壊されてしまっているが、そこで発見された美しい花から何故か死刑囚のDNAが発見された。
鯵KP:だが死体は見付からなかった。あなたはそのカルト教団に資料をどうにかして手に入れたいと思っている。
鯵KP:またあなたは藤代 武蔵のことを快く思っていない。それは表面に出しても出さなくても構わない。
鯵KP:ただ何故そう思っているのか、あなたには確かな記憶というものがない。三年前のあの日以来、記憶が曖昧なのだ。
鯵KP:--------------------
: 「……チーフ、私は『貴方が率いるゼロ』の天才ですよ。引っ張られるどころか、後ろから押していくぐらいのつもりでいますから」
: ──HO2.冴島 友尊/PL:りょだい
鯵KP:
: 「正直に言ってくれたからな、許す!」
: 「……だが、こいつの無念を晴らしてやれるのも俺たちだけだ」
: 「お前たちの勇気には本当に感謝している……」
鯵KP:あなたはこの零課のチーフである。
鯵KP:あなたは並々ならぬ精神力を有し、それを用いて部下を率いている。
鯵KP:***
鯵KP:あなたは三年前に死亡した「相模原 涼」の恋人である。しかしこの事実は同じ課の誰も知らない秘密だ。
鯵KP:あなたは彼女を愛し、また彼女から愛されていた。故に三年前からの心の傷は未だに癒えていない。
鯵KP:彼女の事件を追う内、犯人である『庭師』は警察署内関係者の誰かである可能性が高いとされた。
鯵KP:あなたは恋人が無残な死に方をした為か、その前後の記憶が曖昧な状態だ。
鯵KP:だが一つだけ確かなことは、その死体を見て一番に「相模原」と名を呼んだのは自分ということだ。
鯵KP:--------------------
: 「いままでも、これからも、俺はお前を、……お前たちを、信頼している」
: ──HO1.白上 善哉/PL:ゆばん
鯵KP:
鯵KP:
鯵KP:------------------------------
鯵KP: この世界が存在しているから人間が存在しているのではなく、
鯵KP: また人間が存在しているから世界が存在しているのではない。
鯵KP: 両者に前後関係はなく、そこにあるのは──
鯵KP: 奇妙な縁と、因果と、一つの絆なのだろう。
鯵KP:
鯵KP: 作:USB様
鯵KP: KP:あじおか
鯵KP:
鯵KP:
鯵KP: Call of Cthulhu
鯵KP: 「庭師は何を口遊む」
鯵KP:
鯵KP: END.
鯵KP:
鯵KP:
鯵KP:
鯵KP: ──You really tried hard until today and I hope to meet you somewhere,someday!
鯵KP:------------------------------
bottom of page